
こんにちは、いずみ絵画教室です。
今回は、生徒さんのデッサン作品をご紹介いたします。
けん玉は、描いてみると意外に難しいモチーフで、構造も少し複雑です。
こちらの作品を描かれた方は、これまでに学んできた基本的なデッサンのルールを理解した上でこのモチーフに挑戦していただきました。
トーンも美しく、デッサンをスタートした頃から確実な成長が感じられる作品です。
そして完成後は今回できたこと、今後の課題を共有しました。
さて、今回は「どんなモチーフを選ぶとデッサンに有効か」という観点でお話ししたいと思います。
私がモチーフ選びで大切にしているのは、主に次のような点です。
① 形がわかりやすく、球体や箱などの基本構造を含んでいるもの
② 質感に特徴のあるもの
③ その後の描写にも活きる汎用性のある内容であること
④ 身近で手に入りやすいもの
デッサン初心者の方や、基礎を大切にしたい方には、こうしたポイントを意識してモチーフを選んでいます。
このインスタでも紹介してきたように、レンガや紙コップ、ボールなど、とても身近なものが題材になります。
どんなものでも描き手の工夫で魅力的な絵にすることはできますし、むしろそこが大切だとも思っています。
ただ、多くの方がイメージするような「わかりやすい美しさ」があるモチーフというよりは、少し地味で「なぜあえてこれを描くの?」と思われることもあるかもしれません。
それでも、描きたいものを描きたいように描けるようになるために、あえて練習要素の多いモチーフを選び、皆さまに提供しています。
そういった意味でけん玉は、一つのモチーフの中に多くの学びが詰まった題材だと考えています。