
こんにちは。いずみ絵画教室です。
生徒さんのデッサン作品をご紹介します。
こちらは、3時間の中でしっかりと描き切り、仕上げていただきました。
形の捉え方も的確で、明暗のコントラストも美しく、ガラスの透明感や光の反射・屈折が丁寧に表現されています。
今回のモチーフは、グラスにカッターを入れただけの、とてもシンプルなものです。
しかし、モチーフがシンプルだからといって、簡単だったり、地味でつまらないというわけではありません。
取り組み方次第でいくらでも楽しいものになります。
どんなものでも実際に描いてみると普段の生活では気づかない発見があり、物の見方に変化が生まれてきます。
たとえば今回のガラスのコップ。
普段の生活の中で、注意深くコップを見る人はほとんどいないと思います。
コップを「水を飲むための容器」という実用性だけで考えれば、複雑な見方はしないですよね。
しかし、デッサンを丁寧に行う場合は飲み口や底の構造、ガラス越しの見え方、光の方向など、さまざまな部分を観察し、現象を理解しながら描く必要があります。
どんな構造なのか、どんな状況に置かれているかという観点が、造形的な美しさに迫っていけるのです。
視点が広がると、身近なものの中にもさまざまな面白さが見えてきます。
そうした発見を大切にしながら、物の見方を少しずつ深めていきたいですよね。