みなさんこんにちは。
ときどき絵を上達させるためにはたくさんの枚数を描けばよいのか、それとも一枚にじっくり取り組むのがよいかと聞かれることがあります。
いわゆる制作の「質」と「量」の関係ですね。
みなさんはどちらを重視していますか?
質と量についてはいろいろな分野でもよく耳にしますよね。
今回は質と量の関係について私なりの考えを書いてみようかなと思います。
答えが明確にあるというものではないので、一つの考えとして参考程度にお読みいただければと思います。
質と量のどちらも大切
結論からいえば、質と量のどちらも大切です。
やはり、質の高い作品を作ろうと1点に注力しても、描いた枚数が少ないと経験の量としては不十分です。
反対に量を重視して枚数を重ねても、1点1点の充実度が低い作品からは力を積み上げることができません。
結局どちらも大切なわけですが、やはり質と量を同時に求めていくことは難しいと思います。
そこで、私個人としては最初に質を大切にし、それから量を求めていくことをおすすめします。
最初は作品の「質」を意識しよう
質と量を一度に考えるのは難しいので、まずは1つずつおさえていくようにしてみましょう。
最初に大切にしてほしいのは「質」です。
私は作品の質について、作品をしっかり描き切れたかどうかで考えています。
作品をきちんと完成させること、それはつまりここまでは描けるという自分の現在地を知ることでもあります。
特に絵を描き始めて間もない方にとっては、最初の数枚は吸収できることも多く、しっかり完成させていくことが貴重な経験となります。
基礎を固めるつもりで焦らずに、一枚一枚大切に描いていきましょう!
質の高い作品を少しずつ重ねて「量」にする
絵を描き切る習慣ができたら、少しずつ枚数を重ねることに意識を向けていきましょう。
初めのうちは一枚完成させるのにも時間がかかるので思うようにたくさん描けないと思いますが、少しずつで大丈夫です。
また、描いた枚数だけにとらわれず、一つの作品に向き合う時間も大切な経験の「量」と考えて取り組んでみましょう。
まずはたくさん枚数を描こうと焦らず、楽しみながら少しずつ枚数を重ねることが大事です。
まとめ:質→量→質→量のサイクルを作る
質の高い絵、つまりしっかり描ききった絵を一定量積み重ねると描写力が身につきます。
するとさらに高いレベルで絵を描き切ることができ、求める質が充実してきます。
そして質→量→質→量、というようにいい循環が生まれてくると、成長を感じながら気持ちよく絵を描くことができると思います。
一枚一枚しっかり完成させることを続ける。
これが遠回りのようでやはり上達への1番の近道かなと思います。
ぜひ絵に愛情をもって、楽しみながら力を伸ばしていきましょうね^_^