【デモンストレーション】
こんにちは、いずみ絵画教室です。
石膏像デッサンシリーズです。
今回は「アグリッパ」の制作過程をご紹介します。
写真は、約8時間の制作工程です。
石膏像の描き方については様々な情報があります。
制作手順はこうでなければいけない、と断定はしませんが、私の今の考え方を記しておきます。

制作手順
① 大きなあたりをつける

② 陰影を描き入れながら形を詰め、大きな明暗と石膏像の印象を掴む

③ ティッシュで一度擦り、全体の調子(濃淡)を整える

④ ハーフトーンを丁寧に描き込み、石膏の量感や質感に迫る
⑤ 細部や調子のグラデーションを見直し、完成

前回のヴィーナスは約3時間、メディチは5時間程度でしたが、今回8時間ほどかけることで④の工程に時間を使い、石膏像の質感や量感に踏み込むことができたように思います。

鉛筆を何度か重ねたり、練りゴムを併用しながらトーンを複雑にし、触れたときの抵抗感が伝わるような表現を意識しました。
ここで気をつけたいのは、④の工程は、形・陰影・全体の印象が整ってから取り掛かるという点です。

優先順位はまず形と陰影。
その土台の上に、質感があります。

建物に例えるなら、基礎や骨組み → 壁 → 内装という順番で進めるようなもので、デッサンにも順序があります。
そして描く時間によって、どこまで踏み込めるかが決まるとも言えます。

教室の一回のレッスンは3時間ですが、石膏像は一度で終わらせてしまうのは少しもったいないモチーフだと思います。
首像なら少なくとも2回、できれば3回以上に分けて完成させるくらいが、ちょうど良いと感じています。
「しっかり描いて完成させる」経験を何度か重ねることが大切です。

武田も研究を重ね、皆様にとって有益な情報をお伝えできるようにがんばります。

投稿者

yusaku

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)