こんにちは、いずみ絵画教室です。
先日、教室では初めての絵具ワークショップを開催しました。
今回は、画材メーカー 株式会社クサカベの 開発部の方を講師にお招きし、絵具の組成についてお話しいただきました。
あわせて、実際に絵具を作り、チューブに詰める体験も行いました。

絵具は、顔料(色のついた粉)と、展色材(のりの成分)を混ぜて作られています。
詳しく学んでいくと、画材の世界は「化学」の領域にも深く関わっていることが分かります。

講座の中で特に印象的だったのは、画材メーカーがあることで、私たちは複雑な仕組みを知らなくても安心して絵を描けているという点でした。
昔のヨーロッパでは、工房で弟子が師匠のために油絵具を練っていた時代があり、弟子はその作業を通して、画材の性質やトラブルへの知識を身につけていきました。

現代では便利な画材が当たり前に手に入りますが、その一方で、「なぜ絵具が何年も色を失わず、画面から剥がれずに保たれているのか」といった背景を知る機会は、意識しなければなかなか得られません。
 普段、チューブから絵具を絞るときに、顔料と油などの展色材が分離せずに使えることや、完成した作品が長く安定した状態を保っている理由について、深く考えることはあまりないのではないでしょうか。

今回の講座では、そうした「当たり前」が、多くの研究と試行錯誤、企業の方々の知恵と努力によって支えられていることを知ることができました。
とても貴重で、ありがたい学びの時間だったと感じています。

今回は特別講座として、水彩・油絵それぞれ複数回開催しましたが、多くの生徒さんにご参加いただきました。
関わってくださった皆さまに深く感謝申し上げます。

※動画は、絵具作り体験として、顔料とアラビアガム(水彩の展色材)を練り合わせ、チューブに詰めるまでの様子です。

投稿者

yusaku

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