こんにちは。
いずみ絵画教室です。
今回は、生徒さんの鉛筆画をご紹介します。
草花を題材に、鉛筆のトーンを活かして繊細に描かれています。
普段は実物を通してデッサンに取り組みながらも、この作品は写真をもとに制作されました。絵としての美しさもありますが、主に「写真の色を白黒・グレーに変換する力」を養うことを目的とした取り組みです。

一般的なデッサンは、目の前の立体を観察しながら構成していく作業ですが、写真模写は平面的な形を絵にしていくので比較的取り組みやすい面があります。丁寧に続けることで充実した作品になり、鉛筆画としての魅力を深める練習になります。

また、今はスマホでも美しい写真が撮れるので、普段から「絵になりそうな風景や物」を撮影しておくと、制作資料が増えるだけでなく、美意識を磨くことにもつながります。

ただし注意点もあります。長期的に総合的なデッサン力を身につけるには、写真だけに頼るのはおすすめできません。実物は情報量が豊かで、それを自分なりに処理・解釈する力こそが絵の基礎になります。写真からでないと描けないとなると、かえって表現の幅が狭まってしまいます。

便利なものとうまく付き合いながら、基本は「実物をよく見ること」。これがやはり大切だと思います。