こんにちは、いずみ絵画教室です。
今回は、生徒さんの水彩作品をご紹介いたします。 水彩ならではの透明感が、特にガラスの表現に美しく生かされています。
透明水彩は、紙の白さを活かして明るさを表現します。 そのため、モチーフの最も明るい部分（ハイライト）は、あえて絵具を置かず、紙の白をそのまま残すことで表現されます。
「描き込む＝手数を増やすこと」と思われる方もいらっしゃいますが、特に水彩では手を入れすぎると暗さや重たさが出てしまうことがあります。
水彩の場合、実は作品の中にはほとんど手を入れていない部分があるのも大切なポイントです。
紙全体を均一に描くのではなく、どこを描き込み、どこを残すかという力加減に変化をつけることで、作品のバランスが整っていきます。
一枚の中で「軽く仕上げる部分」と「しっかりと描き込む部分」のメリハリが大事です。