
【デモンストレーション】
こんにちは、いずみ絵画教室です。 今回は、石膏像デッサンの制作過程をご紹介いたします。
使用したモチーフはメディチの首像で、おおよそ5時間ほどで進めたプロセスです。
前回のヴィーナスよりもディテールに時間をかけた分、やや長めの工程となりました。
受験デッサンでなければスピードを重視する必要はありませんが、制作の中で大まかな流れや構想、ペース感をつかむことはとても大切です。
制作の途中で停滞してしまうときは、仮の計画でも構いませんので、「何をどの順序で描くか」を一度整理してみると、制作の質が上がると思います。
(とはいえ、計画通りにいかないことも多いのですが……)
今回の大まかな流れは以下のとおりです。
① 大まかなアタリと陰影をつける
② ティッシュで擦り、ベーストーンを作る
③ ベーストーンから調子の幅をさらに広げる
④ 髪や顔などの明度を整え、仕上げる
私は、特に①の工程を大切にしてほしいと考えています。
輪郭線を引いてから陰影に入るというより、形と明暗を同時に見ていく意識があると、石膏像の立体感を捉えやすくなります。
石膏像に似ていると感じられる「印象」と、自然に感じられる「立体感」は、この①の段階でどれだけ捉えられるかによって大きく変わってきます。






