
こんにちは、いずみ絵画教室です。
生徒さんの油絵作品をご紹介します。
細やかな描写と丁寧な手仕事が印象的です。描かれた猫の凛とした雰囲気や、上品な白い毛並み、透き通った瞳も素敵ですね。
みなさんは白、灰色、黒の違いをどのように見分けていますか?
例えば、白から黒までのグラデーションを想像してみてください。
きっとどこかで白、灰色、黒に区切ることになると思いますが、その区切り方はおそらく人それぞれ異なってくるでしょう。
また、灰色の物の隣に黒がある場合、その灰色が目の錯覚でより白っぽく見えたり、隣に白がある場合には実際の灰色より黒っぽく見えたりもします。
そのため白、灰色、黒という色の認識は、個人の感覚や、周囲の色との相対的な見え方によって決まっていると言えるでしょう。
そうすると、実は絶対的な「白」や「黒」といったものは存在しないと言えるのではないでしょうか?(ただし、JIS(日本工業規格)などの規格では定義されています。)
私たちは、周りの色や状況によって、見ている色を「白」「灰色」「黒」と判断しています。
だからこそ、絵画の中で白いものが描かれている場合、実際に使われている絵具は必ずしも純粋な白色ではなく、少し灰色がかった色だったりします。
灰色の絵具が白く見えるのは、周囲の色が暗いため、その色が相対的に白く見えるからです。
実際に鑑賞者が絵を見て感じている色と、描いた方がキャンバスに置いた絵具の色は必ずしも一致しないことがあります。
こちらの猫の毛並みは美しい白に見えますが、実際には非常に複雑な色調、特にグレーのトーンを巧みにコントロールして描かれています。